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脂質異常症(1)

2011.12.22

監修:竹尾式イオン療術師連合会会長・竹尾クリニック院長 医学博士 竹尾信男

 ようやく春の暖かさが訪れるようになりました。体調はいかがでしょうか?今年は寒さが続き外出も減り運動もできない方が多かったのではないでしょうか?
 運動不足で血行不良になりがちですが、特に高脂血症で血液が粘っこくなっていたりすると、脳血栓や心臓病などの恐ろしい病気を引き起こします。ところがちょっと肥満気味の方だと血中の中性脂肪やコレステロールが、基準値の1.5~2倍になっていて、さまざまな生活習慣病に罹る確率が高いと言われています。生活習慣病の温床とされる脂質異常症について考えてみましょう。

≪脂質異常とは≫ 
 脂質異常症(高脂血症)は、血液中の中性脂肪やコレステロールの量が増えて脂質のバランスが崩れることによって起きる病気です。自覚症状がないことから放置しておくと動脈硬化を促進し、やがて血栓が出来て血管が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患を引き起こすなど、生命の危機にも直結します。血液検査を定期的に行い、ご自分の血液の状態を常にチェックすると共に、食事や運動によって適正バランスをキープすることが病気予防の大前提となります。
             -血液中の主な脂質の正常値ー
            LDLコレステロール 140mg/dl未満
            HDLコレステロール  40mg/dl以上
            中性脂肪        150mg/dl未満

≪人は血管とともに老いる≫
 私たちの体には、特に脳、歯ぐき、網膜などには髪の毛の100分の1ほどの太さの毛細血管が縦横に張り巡らされています。体内に取り込まれた栄養素は小腸で吸収され、肝臓で分解されて血管というレールを通って体の隅々まで運ばれます。また、酸素は肺から血中の赤血球、その中のヘモグロビンとくっついて酸化ヘモグロビンとして、肝臓から来た栄養素と一緒に全身に運ばれています。そして、末梢血管である毛細血管を通じて、隅々の細胞に供給されているわけですが、その血液が粘っこいドロドロ血になるとどうでしょう。

 人は誰も加齢と共に細胞の新陳代謝が衰えて血管に動脈硬化が進行し、血管内壁には中性脂肪やコレステロールが溜まって血液が流れにくくなって行きます。その上、血液自体が脂質異常で粘っこくなっていると、細い毛細血管を益々通りにくくなる。大切な栄養素や酸素が体に行き渡らなくなり、次第に機能が低下する。やがて血液はアテローム状(粥状)になり、血栓ができやすく益々血行不良が促進されます。栄養不足、酸素不足が起き、老眼、認知症、歯槽膿漏といった加齢性の疾患が促進されていきます。これが老化のメカニズムです。

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